この雨がまだ、止まないようにと
握りしめた、傘
あの日の気持ち届くかな…
初恋の君へ
微睡んだ午後の教室で
曇り空、眺めてはため息つく
忘れられない恋の予感も
土砂降りの記憶に溶けた
神様なんていなくて
思いは胸の中
会いたい、それだけ
もどかしくて踏み出せない距離
届いて…!
この雨がまだ、止まないようにと
赤く染まる顔、隠した半分の傘
この恋にまだ、君が気付かないなら
あと少しの勇気を出して
君に好きと言えるよ
子供の頃に指切りをした約束を
君はもう忘れたかな
お洒落して綺麗になれたけど
君にだけ見てほしかった
さよならなんて嫌だよ…
願いは雨予報
神様、一度だけ繋ぎとめて
最後に君へと届け!
この雨がまだ、止まないようにと
走り出した想いはまだあの日のままだ
この恋にもう素直になりたいから
転びそうなバランスだけど
零れ落ちないように
会いたくて、会えなくて
意地を張って、間違えた
強がって、怖くなって
言えなかった言葉ばかりだ
泣いたって、転んだって
進まなきゃいけなくって
ありふれた恋だけど
最初で最後の恋だ
この雨がもう、止んでしまうから
溢れ出した言葉をただ、君にぶつけた!
この恋をただ、君に伝えたいから
雨上がりの虹で目が合う
まっすぐに見つめた
君に好きと言えたよ